午前:9:00~11:30 | 午後:15:00〜18:30
休診:日曜、水曜午後、祝日

096-293-5654

診療案内

‐MRI検査について‐

MRIはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略であり、強い磁石と電波によって、身体の内部情報を画像化する検査です。CT検査とは異なり、放射線を使わないため、被ばくの心配はありません。体内の様々な病気を発見することができますが、特に脳や脊椎などの病気に高い検査能力を持っています。

MRIイメージング装置:AIRIS Vento Plus(0.3テスラ)

MRI検査について

MRI検査について

‐MRI検査の主な適応疾患‐

主な症状として、けいれん発作、手足が動かない・麻痺、椎間板ヘルニアなどの脳の病気、脊髄の病気などで検査の適応となります。主に以下の疾患などがMRIで診断されることが多いです。

  1. 脳・脊髄疾患:脳腫瘍、脊髄腫瘍、水頭症、脳奇形、認知症(脳萎縮)、壊死性・脳炎、脊髄炎、キアリ奇形、脊髄空洞症、椎間板ヘルニア(頚部、胸腰椎、馬尾症候群)、環軸亜脱臼、脊椎奇形、脊椎骨折、他の様々な脊髄疾患
  2. 頭頚部:眼、眼窩、視神経腫瘍、鼻腔内腫瘍、外耳~内耳の腫瘍、前庭疾患など
  3. 四肢・関節・筋肉:この部位はCT検査でも検査できますが、MRI検査では主に筋肉、軟骨、腱、靱帯などの軟部組織性の構造物の評価に使用されるため、CTとMRIが同時に撮影されることがあります。
  4. 腹部:前立腺、子宮、膣の疾患評価にも有用とされており、近年では肝臓や胆道の評価に使用されることがあります。

‐検査方法、注意点‐

検査時は動物が動かないようにするため基本的に全身麻酔が必要となります。動物の状態が悪い場合のみ鎮静、もしくは無麻酔で実施することがあります(画質が悪くなり、診断に影響がでる場合があります)。検査時間は、約50~60分程度です。撮影部位に金属異物(マイクロチップ、プレートなど)があると検査できないため、状況によってはそれらを除去してから検査を実施する場合があります。検査時当日は絶食絶水でお願いします。

‐症例の画像‐

MRI検査について

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頸椎椎間板ヘルニア(犬)

MRI検査について

特発性てんかん(猫)

MRI検査について

MRI検査について

胸腰椎椎間板ヘルニア(犬)

MRI検査について

脳腫瘍

MRI検査について

脳炎

‐MRI検査まで流れ‐

  1. 予約:MRI検査は予約が必要です。他院に通院中の方は、かかりつけ病院の紹介が必要となります。
  2. 来院:担当獣医師からの検診のご説明、問診などがございます。必ず絶食の上、午前10時までの来院となります。
  3. 検査:MRI検査前に一般身体検査、血液検査などを行います(かかりつけ病院ですでに済んでいる場合は持参お願い致します)。
  4. 検査時間は30~60分程度で、検査部位を追加した場合、検査時間は延長します。
  5. お迎え:麻酔が完全に覚醒してからのお迎えとなるため、当日の午後3時以降のお迎えとなります。麻酔の覚醒の状態によりお返しまでの時間が異なる場合があります。予め、ご了承下さい。
  6. 検査結果:お迎えの際に検査結果をご報告いたします。読影結果に時間を要する場合は翌日以降の報告となることがあります。

‐MRI検査費用‐

MRI検査の基本料金となります(全身麻酔代込み)。その他、麻酔前血液検査、レントゲン検査は別途、費用がかかるため、詳細をご希望の方は病院まで直接、ご連絡下さい。

MRI検査について

‐当院での手術可能な脳・脊髄疾患‐

椎間板ヘルニア手術*(頚部、胸腰部、馬尾症候群)、環軸固定手術(環軸亜脱臼)、椎体固定手術(脊椎骨折、脊椎不安定症)、脳腫瘍切除手術、脊髄腫瘍摘出手術、キアリ様奇形(大後頭孔減圧術)など

*当院ではPLDD(Percutaneous Laser Disc Decompression)と言われる、椎間板に注射針を穿刺し、その中にレーザーファイバーを挿入し、逸脱した椎間板を蒸発、治療する方法も実施しています(経皮的椎間板レーザー減圧術)。医学領域と同様、犬の椎間板疾患に対するPLDDも安全性と有効性が確認され、外科治療と内科治療以外の中間に位置する治療法として確立しています。詳しくは当院HPの「椎間板ヘルニア」のページを参照して下さい。

‐CT、MRI検査の同時撮影について‐

熊本県内でCTとMRIが両方、導入している動物病院は当院が初めてとなります(2022年5月時点)。MRI検査のスライス厚が3mmと広いため、術前の詳細な手術計画に向かない欠点がありますが、CT検査のスライス厚は0.5mmと細かいため、手術を前提にする場合には欠かせない検査となります。特に動物では体格が小さいため、MRIで見逃してしまう病変もCT検査ではわかる場合もあるので、必要があれば同時の検査を実施しております。MRIとCT検査を同時に撮影する場合、費用が追加となりますが1回の麻酔でMRI、CTが撮影できるので、それぞれ個別で検査するよりもコストは安くなります。費用の詳細をご希望の方は病院まで直接、ご連絡下さい。

096-293-5654

診療時間

※水曜午後は手術時間となるため、緊急の場合を除き休診とさせて頂きます。
△ 土曜日のみ午後診療時間が14:00〜17:00となります。
休診日:日曜、水曜午後、祝日
保険 :各種保険使用可
各種クレジットカード利用可能

クレジットカード

予約外来診察について
当病院では一般外来や他病院様からのご紹介外来、外科外来、CT検査、皮膚科外来など時間によって混雑しお待たせすることもあるため、診療待ち時間の軽減のため予約外来診療も一部希望者のみ行っております。
完全予約制でないため予約のいらない一般外来診察も行っておりますが、予約頂いた方から優先的に診察させて頂きます。
そのため予約の方がいらっしゃる場合は通常診察の方はお待たせする場合もございます。当院が初診の方もお電話にてご予約頂けます。
出来るだけご予約後の来院をおすすめします。 ご予約はお電話で承ります。また、予約診察の場合は、前日までのご予約になるため、当日のご予約は受付ができません。当日の場合には通常通り来院順となるため予めご了承下さい。休診日・診察時間外のご予約は致しかねます。

※診察は急患最優先となります。診察状況によっては、ご予約されていた方でもお待たせさせる場合がもございます。予めご了承下さい。
時間外診療
当病院は通常の時間内に診察したことのあるかかりつけの動物のみ緊急時の夜間診察を対応しております。
診察券裏の夜間緊急携帯番号までご連絡ください。なお、夜間はpm9時まで、早朝は7時以降の対応となります。但し、日曜及び祝日のpm6時以降は夜間対応はしておりません。また、学会や勉強会などで対応できない場合もございます。あらかじめご了承ください。
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