当院では動物の治療のために積極的に腹腔鏡による検査及び手術を取り入れております。手術というと、腹部を大きく切る「開腹手術」を想像される方が多いかもしれません。しかし、近年では、お腹に小さな孔をいくつか開けるだけで済む手術が可能になってきたのです。最初に開けた孔から内視鏡を挿入して体内をビデオモニターに映し出し、別の孔から必要な器具や処置具を挿入して手術を行うのです。こうした手術を腹腔鏡下外科手術と言います。今回、当院が導入した腹腔鏡システムは以前のシステムと比較し、画質と操作性が格段に向上し、動物への負担を軽減しました。また、以前から導入している外科用エネルギーデバイス「サンダービート」と併用することで、短時間で手術が可能となります。腹腔鏡検査や手術のことでお困りの飼い主様、ご相談したい動物病院様がおられましたら遠慮なくご連絡下さい。