犬の白内障 手術法:白内障水晶体吸引術
症例:アメリカンコッカースパニエル 3歳 雄
主訴:1年前から右眼が白くなり、最近になって反対の左眼も白くなってきたとのことで来院されました。来院時は両眼とも視覚は認められず、過熟白内障と診断しました。昼間でも物にぶつかるとのことです。各種検査にて手術をすれば視覚は改善する可能性が高いため、飼い主様とご相談の上、左眼の白内障の手術を実施しました。
犬の白内障手術は完全に視覚を消失してしまってから手術することが多いため、人に比べて術後の眼球の炎症がひどくなる場合が多いです。
今回のワンちゃんでは術後は比較的良好に経過したため安心しました。左眼の視覚も回復し、現在では物にぶつかることなく元気に散歩しています。飼い主様も非常に満足しています。元気になってよかったですね(^0^)!